薬剤師さんから聞いた薬の飲み方のコツ

家庭医として患者さんと関わっていく中で、病気とは何か・健康とは何か・死とは何か…など様々なことを見つめ直す日々です。
 
普通、薬は美味しくないし、できるだけ飲みたくないものです。けれども必要があって飲まなければならない時もあります。そんなとき、できるだけ何事も無く、飲みたいですよね。薬の味や感触を味わうこと無く、飲みたい。まるで水だけをごっくんと飲み込んだかのように、飲みたい。
 
そんな方法が紹介できればよいのですが、今回紹介するのは薬の中でもカプセルの飲み方のコツです。
カプセルの薬って、飲もうとしたけれど結局口の中に残ってしまったり、あるいは飲んだつもりが喉のところにちょっと残っているなあ、なんてことありませんか?
 
あるある、と思ったあなたは薬を飲むときに、水を溜めて上を向いて、ごっくん、なんてしてませんか?
その飲み方は失敗のもとです。というのはカプセルは水に浮くんですね。
水に浮くカプセルは、上を向いて飲むとカプセルが上に移動して、ごっくんしたのは水だけでカプセルだけ残る、ということが起こりうるのです。
そして濡れたカプセルは外側がとけて中の薬がでてきて、苦い…となります。
 
ではどうしたらよいか。
下を向きながら飲む方がいいとのことです。ちょっと難しいですが顎を引き気味にして飲んでみてください。
少しは違うかもしれません。
薬剤師さんからのアドバイスでした。